色々な登山ルートの取り方       ピストン、周回、縦走

登山のルート取り
今回は、登山ルートの取り方による違いや注意点について書きたいと思います。
それぞれのメリット、デメリットがあるので頭に入れておくと、登山計画を立てるときに役立ちます。

ルートの取り方の種類

  1. ピストン
     同じ道を通って山頂などの目的地を往復する
  2. 周回
     スタートとゴール地点は同じで円を描くように歩く
  3. 縦走
     スタートとゴールが別、複数のピークを踏む
  4. その他
     テントを張りそこから複数のピークを目指す

ピストン登山

画像:八ヶ岳 三ツ頭 天女山口からピストンした時の軌跡

ピストンとはその名の通り、同じ登山道を往復するルートの取り方です。
登山口から入山して登山道を辿って山頂へ、登って来た登山道を通って元の登山口へ下山します。

この方法だと行と帰りで同じ道を通るので道迷いのリスクを減らすことが出来ます。また、登りで1度通った道を下るため、危険個所や解り難い分岐点などをあらかじめ把握できるので、下りの時の精神面で楽になります。

行きと帰りが同じ道なので景色も同じでつまらないと思われがちですが、登りではほとんど足元しか見ずにたまに振り返って景色を見るだけですが、下りでは常に景色を眺めながら歩くことが出来るため、同じ道でも違った景色を楽しむことが出来ます。

一番安全なルートの取り方なので、初めての山登りにはピストンのルートを選ぶといいでしょう。
登山に慣れるまではしばらくピストン山行を繰り返すことをお勧めします。

周回登山

画像:八ヶ岳 硫黄岳、横岳、赤岳と周回した時の軌跡

周回登山とは登山口と下山口は同じ場所ですが、登りと下りを違ったルートでグルっと回るルートの取り方を言います。

周回登山だと最初から最後まで同じルートをほぼ踏まないので、初めて行く山の場合には終始違った景色を眺める事ができ、冒険感が味わえます。またピストンに比べて長めのルート設定が出来るようになるので、登山に慣れてくると徐々に周回ルートを組むことが増えて来ます。

体力的にもそうですし、危険個所への対応なども含めてピストンより1歩ステップアップしたルートの取り方と言えます。

縦走登山

写真:谷川主脈縦走 9月

縦走登山とはいくつものピークを繋いで歩くことを言います。
長い尾根をどこまでも歩いて行くことが出来る気持ちいいルートの取り方です。

いくつものピークを越えるためアップダウンが激しく、常に高い標高でのアップダウンになるので体力が必要です。また、周回登山と同じく危険個所などへの対応も含めて更にステップアップしたルートの取り方と言えます。

長いルートになると小屋泊やテント泊を伴い、2泊、3泊と泊数も増え、これぞ登山!といった充実感を味わえます。北アルプスの表銀座ルートなど、誰しもが憧れる縦走ルートが数多く存在します。

その他

例えば、北アルプスの上高地から涸沢キャンプ場まで歩きテントを張り、そこをベースにして初日は奥穂高岳をピストン、次の日は北穂高岳をピストン、3日目に下山するといったパターンのルート取りもあります。

まとめ

このように、一般的にはピストン、周回、縦走の順に体力的にも、技術的にも難易度が上がって行きますが、その分ルートの取り方の自由度も上がります。

例えば谷川岳。
最初はロープウェイを使って天神尾根でピストンし、慣れて来たら今度は西黒尾根で登り天神尾根で下山する周回登山、更には西黒尾根で登り茂倉岳を通り土樽駅への縦走と同じ山でもルートの取り方を変えるだけで何度も楽しめ、その都度違った景色を見せてくれます。

先ずはピストン登山から始めてみましょう!