山の天気はここをチェック!おすすめの登山天気予報サイト・アプリ

「山の天気は変わりやすい」とよく言いますが、しっかりと天気図や天気予報をチェックしておけば、「今日は天気の急変がある」ということを頭に入れておくことができ、エスケープルートを設定したり、避難する山小屋を決めておくなど事前の対応が可能となります。

今回は登山計画~登山当日までの天気予報のチェックポイントと合わせて、いつも使っている天気予報サイトを紹介したいと思います。

天気予報でココをチェック

大源田山 日差しが強く熱射病になりかけた。

気温

気温に合わせて服装や飲み水などの装備を整えます。あまりにも高いもしくは低い気温が予想される場合には登山を控える事もあります。

例えば下界で気温が40℃を越えるような日は、標高2000M(谷川岳山頂の標高)でも30℃近くなります。「山は涼しい」と思い込んでいると、日差しを遮るものの無い山の稜線は意外と暑く、熱中症のリスクが高くなります。

目安として山頂の気温が30℃近い予報が出ている日には、日帰りでも氷水を2リットルほど用意するなど十分な対策を取るか、登山を控えています。

日中の気温で-15℃、深夜の気温で-20℃を下回る予報の時は登山を控えています。どちらも手持ちの装備では寒さに対する備えが出来ないからです。

北国出身の方や、スキー経験者などはマイナスの気温に対しての経験があると思うので、ある程度勝手がわかると思いますが、まったくの初心者の方は先ずは低体温症や凍傷のリスクを避けるために0℃を下回らない程度の山から始める事をお勧めします。

涸沢へ向かう道中。前日からの雨が心配でしたが登山道は無事。

雨量

大雨の後の登山は何かと心配事が増えます。

登山口へのアクセスに使う林道は通れるか?登山道は通れるか?特に沢沿いの登山道は増水で通れなかったり、崩落している可能性もあります。また、大雨の後は落石が多くなるので、車で林道を走っている時や、登山道でも崖の下を通過する場合には特に注意が必要です。

前日まで

目安としては前日に1時間に20ミリ以上の強い雨が降り続いた場合や、降り始めからの雨量が100ミリを超えている場合には土砂崩れの危険性が高くなります。

当日

あくまでも私の感覚ですが、1時間に5~8ミリ程度の雨であればレインジャケットを着込んで「一般的な雨の日の登山」といった気持ちで行動できます。それ以上になってくると、登山を控えるか、車や山小屋で雨が弱くなるのを待ちます。

もちろん雨が弱くても、風が強い場合には行動が厳しくなることもあるので、雨天時の登山計画は特に慎重に。

阿弥陀南陵 強風が吹く中の直登コースは怖かった。

風速

風が強い時に怖いのは、枝などの上からの落下物、岩場などシビアな場所で風に煽られての滑落、強風により体温を奪われて低体温症になるなどが考えられます。

また、風を遮るものの無い稜線では、風が強すぎて前に進むことすらできないという状況も出て来ます。

これもあくまで私の感覚ですが、予報で風速15メートル程度までなら決行、それ以上だと登山を控えています。
ただし縦走などで1日中、風速15メートルの稜線を歩くとなるとかなりキツイです。日帰りで山頂付近で一時的に吹かれる程度を想定しています。

冬と言うか、アイゼンを履いている山行の場合には、予報で風速20メートル程度までなら決行、それ以上だと登山を控えています。アイゼンを履いている方が風に対して踏ん張りが効いて意外と歩くことが出来ます。ピッケルも持っているので夏より風に対しては若干強く感じます。

小川山野猿返し 途中で雷雨に合い撤退しているところ。

落雷・寒気

上空に冷たい空気が入り込んでいると、夏は落雷・荒天、冬は降雪・低温・強風の原因になります。

登山中の雷ほど怖い物はありませんので、必ずチェックしています。特に夏の暑い日は午後から雲が湧いてきて天気が急に変わる事が多いので注意が必要です。

いざという時に避難できる場所をあらかじめ考えておきましょう。

バイオウエザーサービスの週間天気図


週間天気

特に、仲間と一緒に山に行くときによく見ています。早めに天気が悪そうなことが解れば、他の候補を相談することも出来ます。

また、登山日前後の天気の流れを把握しておくと、山行中に止むを得ず計画を変更する際に役立ちます。

良く使う天気予報サイト・アプリまとめ

お天気ナビゲーター

月額:288円
検索できる地点数がとても多いのが魅力。100名山、200名山はもちろん、千葉の低山まで「山頂の天気」を表示できます。山以外にも観光地や紅葉スポット、お花見スポットなど時間ごとの天気予報を見る事ができるので、登山以外でも良く使っています。

ヤマテン

月額:330円
山岳天気に特化した予報サイトです。登山に精通した方が運営されているだけあって、実際に使っていて予報の精度はかなり高いと感じています。知り合いのガイドさんも良く使っていてプロからも信頼されているサイトです。

海快晴(マリンウェザー)

無料
「山」ではなく「海」の気象予報サイトなんですが、週間予想天気図や寒気予想などが非常に見やすいのでおすすめです。

地球気(専門気象情報)

無料
天気予報士並みの知識が必要なサイトでが、「週間アンサンブル予想図」、「週間予報解説資料」の2つを参考にしています。

バイオウェザーサービス

無料
週間気圧配置が並べて表示できるので良く使っています。長期登山の時の天気図の流れを把握するのに見やすいです。

週間寒気予想(吉田産業海洋事業部)

無料
東北地方を中心とした工事現場向けの気象情報を発信している建設資材会社さんのサイトです。週間の寒気予測を見る事ができるので、夏は雷、冬は降雪の有無を見るのに使っています。

各地のこよみ(国立天文台)

無料
日の出、日の入りの時間をチェックするのに使っています。星を撮影する時には月の出入りも確認しておくと良いです。