■ インサレーション
アウターにはダウン製品を使っていますが、インサレーションとして中に着る
ものにはプリマロフト・ワンを使用した化繊のものを使っています。
●プリマロフト・ワン
プリマロフト・ワンはダウンと同様の保温性とコンパクト性と透湿性、更に優れた
撥水性を兼ね備えています(パタゴニアのHPより)。
ダウンと同様の保温性とありますが、実際には同じ重量の物で暖かさを比べると、
ダウンより10~20%ほど劣るように思います。ですが、軽量で暖かい事には
変わりありません。
コンパクト性と透湿性、そして撥水性に関しては文句なしに良いです。
ダウン様にモコモコ間がないので非常に動きやすく、ダウンだとロフトが気に
なってグシグシャと潰すのには気が引けますが、ラフに扱えるのも良い点です。
また、ダウンと違って普通に洗えます。日向で干せば1時間もあれば乾いて
しまいます。テント泊の時にも乾き易いのは嬉しいポイントです。
更に、繊維自体撥水性があるので濡れても保温力(10%程度の低下のみ)が
あるので、内側からの汗や多少の雨などで湿っても安心です。
ダウンジャケットと同じ様な使い方をした製品が各社から多く出ています。
唯一の弱点をあげるとすれば、コンプレッションに関してはダウンの方が上です。
薄手の製品に関してはさほど大きな差はありませんが、厚手のダウンジャケット
や、シュラフなどになると、ダウンほどは小さくならずにかさ張ります。
パタゴニア ナノパフ ベスト
プリマロフト・ワン60gを使用したインサレーションベストです。
夏場でも標高の高い場所や、早朝の肌寒さ、休憩時などの防寒対策に、
または小屋泊での着用に必ず携行しています。
胸ポケットに収納が可能で手のひらサイズに収まります。
暑過ぎず、寒すぎずの程よい厚さで、体幹の大事な部分をしっかり保温して
くれ、逆に余分な熱は肩口から抜けてくれるので、オーバーヒートもしにくい。
そんな時にでも、しっかりと暖かさを保ちながらビバークできるだけの
装備を必ず持つようにしています。
夏場には登場機会のほぼ無いRシリーズのフリースですが、
緊急時の1枚としてはオススメです。
● パタゴニアのRシリーズ
ベースレイヤーの上に重ねるフリース、パタゴニアのRシリーズ。
R1~4までラインナップがあり、それぞれに特徴があります。
R1
6.8オンス・ポーラテック・パワー・ドライ
外側はツルツルっとしたジャージ素材で重ね着しても動き易い。
内側はキャプリーン2~4と同じポーラテックパワードライのグリット構造。
キャプリーン4より一回り厚手になった感じで
す。
暑過ぎず寒すぎずほどよい保温性を提供してくれます。
また、防風性で言えばR2よりも上で、アウターとしても使えます。
R2
6.1オンス・ポーラテック・サーマル・プロ
身頃は起毛させた保温素材のポーラテックサーマルプロ。
フワフワっとした肌触りでR1に比べてかなり保温性があります。
脇はR1と同じ素材で余計な熱を逃がしてくれる作りになっています。
風通しに関してはR1よりも良く、保温性を保ちながらも汗の発散性を
保っています。ただし、アウターとして着るには風が強いとスースーして
寒いです。
R3
7.4オンス・ポーラテック・サーマル・プロ
基本的にR2と作りは同じで、身頃は起毛させた保温素材のポーラテック
サーマルプロで脇はR1と同じ素材。R2より更に毛足が長く、ホワホワ
していて触り心地もGOOD♪Rシリーズで1番保温性が高いですが、
風通しが良いので発散性にも優れています。こちらもアウターとして着る
には風があるとスースーします。
R4
13オンス・ポーラテック・ウインド・ブロック
R4は2や3とは違い、防風性のフリースになっています。
表は毛足の長いポーラテックウインドブロックで、裏地はR2のフリース
になっています。
パタゴニア R3

パタゴニア patagonia メンズ R3 フーディ
こちらは新しいモデル。
いざ!というときの1枚として、また冬場はダウンジャケットの下に着て寒いテント泊に備えています。
■ ボトムス
パンツはパタゴニアのソフトシェルを使っています。
パタゴニア サイマルアルパイン パンツ

パタゴニア patagonia メンズ・サイマル・アルパイン・パンツ
5.2オンス・リサイクル・ポリエステル素材に撥水加工を施し、
丈夫なダブル織りでストレッチ性もあります。
このパンツは先代のシンプルガイドパンツを10年前くらいから持っていて、これが2枚目。
最初は、ネパール旅行に行く時に、「良いパンツありますか?」と
鎌倉のパタゴニアで聞いたらお勧めしてくれて購入。
旅行にも、登山にも手放せない1本です。
ストレッチも効いて、動き易いし乾きも早く、
適度な防風性と、使い易いポケット。
パタゴニアらしく、ごちゃごちゃしてないのが良いところです。
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