初心者におすすめ 失敗しない! 登山用ヘルメットの選び方

そろそろ岩場のある山へチャレンジしたいと思っている貴方へ贈る、「失敗しないヘルメットの選び方!」ヘルメット選びのポイントを失敗例を交えて紹介します。

ヘルメットを選ぶポイント

ヘルメットを選ぶ時はやはりデザインや色から選びたくなりますが、頭をしっかり守るには「自分の頭に合っているかどうか」が一番大事です。

最初に、自分の頭にフィットしているかどうかを確かめるポイントを4つ上げてみました。

必ず次の1~4を確認して、すべてクリアした物の中から最終的に決める事をおススメします。

その1 登山用のヘルメットかどうか確認する

登山用品店に行けば、先ず間違えはないと思いますが、大型の総合スポーツ用品店などでは、自転車用の物などと混じって販売されている事があるので注意が必要です。

登山用ヘルメットには、「EN12492」と「UIAA106」という二つの安全基準がありヘルメットの内側を良く見ると、上の写真の赤丸の様なマークが記載されています。

おそらく最初は良く解らないと思いますし、今の時点で安全基準の内容を覚える必要もありません。

登山用の物なのかどうかが解らなければ、ここは店員さんに「これは登山用の安全基準を満たしたヘルメットですか?」と聞いて確認しましょう。

その2 とにかく色々被ってみる!

ヘルメットには必ず、「S/Mサイズ 55~59㎝」、「M/Lサイズ 59~63㎝」といった様なサイズ表記がしてあります。

大体の目安として、女性はS/Mサイズ、男性はM/LサイズでOKです。

だだ、その先に細かくサイズを選ぶ際に気を付けて欲しいのが、「~61㎝」と書いあったヘルメットよりも「~63㎝」と書いてあったヘルメットの方キツい!なんて事態がおこる事です。

これは、ヘルメットのフィット感には頭の回りの長さより、ヘルメットの形と頭の形とが合っているかどうかの方が影響が大きいからです。

「〇〇㎝」という表記は大体の目安として、とにかく片っ端から色々被ってみて実際のフィット感を確かめる事が大切です。


これを踏まえたうえで、実際にお店でヘルメットを被って試してみましょう!

その3 頭の幅が合っているか?

では実際にお店で被ってみた時に気を付けるポイントです。
一つ目は「頭の横幅が合っているか」です。

登山用のヘルメットは欧米のメーカー製の物が多いので、欧米人の頭の形に合わせた物が多くなっています。

日本人特有の頭頂部が左右に張り出している、いわゆる「ハチ張り型」の頭だと、欧米メーカーのヘルメットには合わない事が多いです。「横幅が合うかどうか」がフィットするヘルメットを探すための、最初の関門です。

横幅が合うかどうか調べるためには、実際に被ってみて頭の横の部分に締め付け感が無いかどうかを確かめてみましょう。

お店の人に気が引けるかも知れませんが、最低でも数分間被らせてもらい試しましょう。

私の経験では、1時間以上被ると痛くなってくるという場合もあるので、少しでもキツいと感じたら、そのヘルメットは選ばない方が良いです。

その4 前後にズレないかどうか?

ヘルメットには上の写真の様に、ダイヤル式だったり、ベルトを手で締める方式だったりと方式はヘルメットによって様々ですが、後頭部を締め付けて抑えるアジャスターが必ず付いています。

先ずアゴ紐をしっかりと留め、それからこのアジャスターを締める事で、ヘルメットが前後に動いてズレる事を防いでくれます。

実際に被ってみて、アゴ紐とアジャスターを締めたら、上を向いたり、下を向いたりを繰り返して「ヘルメットが前後にズレないか」を確かめてみて下さい。

「横幅が合うか合わないか」と同様に、ここでも日本人特有の頭の形が影響してきます。後頭部の張り出しが無い、いわゆる「絶壁」といわれる型です。

絶壁型の頭だとアジャスターが効きにくく、頭を前後に動かしたときにヘルメットがズレてしまいます。

私が実際に経験した失敗ですが、横幅が合ったからと安心して購入したはいいけれど、実際に山で使ってみたら登っている途中でヘルメットが後ろにズレて来てしまって困ってしまいました。

写真を見るとヘルメットが後ろにズレてしまっているのが解ると思います。

アジャスターの種類によって、頭へのフィット感が大分変って来ますので、これも色々と被ってみて、「しっかりと留まって前後にズレない」物を選びましょう!

その5 重さ、色、デザイン

1~4まですべてクリア出来たら、ようやく自分の好みの重さや、色、デザインを選べます♪

ここで、ヘルメットの重さに関わるヘルメットの種類について少し紹介します。

「ハードシェルタイプ」と「インモールドタイプ」

左が「ハイブリッドタイプ」、右が「インモールドタイプ」

「ハイブリッドタイプ」とは、外側が硬い樹脂で出来ていて、その中に発砲スチロールの様な(実際には発砲ポリスチレン)衝撃を吸収する素材が入っているもの。外側の硬いシェルと、内側の衝撃吸収材のハイブリッドの意味。

「インモールドタイプ」とは、全体が発砲スチロールの様な衝撃を吸収する素材で作られていて、その周りにポリカーボネイトを薄くコーティングしたもの。

それぞれを比較するとこんな感じ。

重さ長持ち値段
ハードシェル比較的重い比較的する安い
インモールド比較的軽い比較的しない高い

細かいところは覚える必要はありませんが、

強度や安全性に関してはその1で紹介した安全基準を満たしている物であれば違いはありませんので、どちらを選んでも問題ありません。

軽さを重視するのであれば、インモールドタイプの物を。
ただし、値段が高くて、比較的長持ちしないという財布泣かせなアイテムです。

先ずは、ハードシェルタイプの物を買って、どうしても軽い物が必要な登山をするようになったら、買い足すのがおススメです♪

まとめ

ヘルメット選びのポイント

1、登山用のヘルメットかどうかを確認
2、表示サイズは参考程度にして、とにかく色々被ってみる
3、実際に被り、側頭部に締め付け感が無いか確認する
4、アゴ紐と後頭部のアジャスターを締め、前後にズレないか確認
5、重さ、デザイン、色、気に入った物を選ぶ

ここまで読んで頂ければ、ヘルメット選びで失敗することはまず無いでしょう。新しいヘルメットを手に、岩場を思う存分に楽しんで来て下さい♪

ただし、1~4の時点で自分に合うヘルメットに出会えなかった貴方!残念ですが、あなたは私と同じ「頭がデカいヘルメット難民」です!

頭が大きい方へ

ヘルメット難民だった私が、ようやく見つけた2種類のヘルメットを紹介していますので、参考まで。

おすすめヘルメット

最後に回りの山仲間が使っているヘルメットをいくつか紹介します。

・ペツル ボレオ 

・ブラックダイヤモンド ビジョン

・グリベル ステルス

・サレワ ベガ

・カンプ ストーム