2012年1月16日-17日【 南八ヶ岳 】 冬の南八ツをぐるっと~。

2012年の登り初めは、赤岳目指して硫黄岳から縦走。
赤岳とは相性が良いらしく、今回も稀に見る晴天。
冬場のテント泊&山歩きの練習してきました。


〓 硫黄岳・横岳・赤岳 〓 


1月16日(月):美濃戸・赤岳山荘P(12:40)~赤岳鉱泉(14:15)~テント泊 

1月17日(火):赤岳鉱泉(6:00)~赤岩の頭(7:20-7:35)~▲硫黄岳(8:00-8:15)~ 
▲横岳(9:15)~三又峰(9:30-9:45)~地蔵の頭(11:00)~▲赤岳(11:40-12:00)~ 
行者小屋(12:45) ~赤岳鉱泉(13:10-13:45)~赤岳山荘P(14:45) 


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前回の甲斐駒は、たまたま一緒になった方々のお陰で登れた様なもの。 
今回は、一人で最後まで完登出来るコースを自分のレベル感に合わせてチョイス。 

去年、日帰りで歩いた美濃戸からの周回コース。 
冬に日帰りはきつそうなので、冬のテント泊の練習も兼ねて鉱泉に1泊する計画に。 


この日は夜勤明けで、9時頃に君津を出発~。 
なんと1箇所も渋滞なしで南諏訪ICまで辿り付けた! 
こんな事は初めてだし、滅多にあることじゃない。 
出だしから良い山登りになりそうな予感♪ 


赤岳山荘のPは1日1000円。 
今回は1泊の予定なので2000円を徴収される。まあ、こんなものか。 

さっそく準備して出発!!! 


この日の装備は、テン泊の1泊2日分で約16キロ。 
久しぶりのテン泊装備で、けっこうなズッシリ感。 
今まで日帰り装備で怠けていたからなぁ。。。 

夜勤明けだけど、今日は2時間歩けば終わりだと思うと体が動く動く。 
足の重さは気持ちの問題でもある様だ。 


雪は登山口から付いていたけど、鉱泉まではアイゼンなしで歩けた。 
雪の量はこんな感じ。みなさん曰く、今年も雪の量は少ないみたい。 


川の水も凍るまいと必死に雪の合間を流れる。 

さすがは人気の山。 
平日にもかかわらず、途中で40人くらいとスレ違う。 
こんなに人に合う登山も初めてかも。 


ザクザク登って行くとアイスキャンディーが見えてきた! 
意外とすぐについちゃったので、拍子抜け。 

これが噂の。 
思ってたより高さは無いけど、その姿、形は一見の価値あり。 


これから登る外人さん。 
この日は、なぜだか外人さんがいっぱい来てた。 


さっそく寝床を設営。
テント場は1000円で、水とトイレ代込み。 

早くついてしまって時間があったので、キャンディーを眺めたり、 
明日の荷物をまとめたり。 

そうこうしているとお腹が空き始め、食料も持ってきていたけど、 
山小屋の食堂の誘惑に負けてカレーを注文。 



良い雰囲気の食堂で。 
15時という中途半端な時間だけど、構わず食べた。 

食堂の奥に並んでいる、岳人やら山渓やらを読みながら時間を潰す。 
食事をするとお茶は飲み放題みたいで、ストーブもあるし、すっかり山小屋に入り浸り。 

あたりが暗くなり始めた頃にテントに戻り、持って来た食料でまた食事(笑)。 
明日の為にエネルギー充填! 


夜は外気でマイナス10℃。 
今回はいろいろ試したくて、まず必ず冷える足先に靴下に貼るホッカイロを投入。 
ちゃんと最高温度が43℃位で、焼けどしない程度で5~6時間暖まる。 
その上からミトングローブのインナーを履く。(ダウンシューズ買う予算が無い・・・・。) 
さらに、シュラフの足側にハードシェルの上着を履かせて冷え対策はバッチリ! 

まあ、シュラフカバーとテントシューズを買えば良い話なんだけど、 
予算的に来期に持ち越しです。 


夜中にカサカサと降雪の音。 
明日のトレースが消えてないと良いな~。 

いつもどおりに何度か目を覚ましつつも、良く寝れたかな。 




月夜に浮かぶ赤岳と阿弥陀岳。 

翌朝、5時起床で着替えて飯食って6時に出発。 
シュラフやらコンロやらはテントに置いて、アタックザックに食料つめて身軽に。 


6時30頃に明るくなり始め、振り返っての阿弥陀岳。 


硫黄岳に続く樹林帯の登山道。 

とにかく九十九折に登り続ける事1時間。 


視界が開けて来たあたりで、動物の足跡発見! 

これはたぶんカモシカだ♪ 
去年も突如目の前に現れて、道案内をしてくれた八ヶ岳のカモシカ。 
今年も運よく遭遇しちゃうんじゃないの~!?と期待が膨らむ。 

が、すぐに道をそれてどっかに行ってしまった様子・・・・。 
やっぱり人が多いからダメなんかな~。 

なんてガッカリしてたけど、その後に見えてきた景色に一気にテンションを上げられた。 



横岳と赤岳。 


赤岳と阿弥陀岳。 


赤岳天望荘と赤岳頂上山荘。 

日が昇る直前の微妙な色合いの時間帯で、まるで水墨画のような黒と白との 
絶妙なコントラストで山がクッキリと浮かび上がって、重厚な存在感をかもしだしている。 

もう、足も動かず景色に釘付け。 


さらに、もう少し登って赤岩の頭へ。ここで、今日の晴天のすごさを知る。 











この日は、南に低気圧があって、北側はピーカン、南側に黒い雲が広がっているという、  冬型の気圧配置の時とは逆の空模様。  朝日が当たる、硫黄岳。  そろそろ先に進むことに。  山頂手前の岩場のトラバース部分に、夜降った雪がふんわかと積もっていて、  こりゃ崩れそうで歩きずらいっ!  ここから先にも、何度も雪の乗ったトラバースが出てきて、手こずった。  でも、良い練習になったかな。  硫黄岳山頂の祠。  山頂に到着。雪はあまりなく、岩だらけ。  南御室小屋で一緒になった人が、この祠の中にテントを張って寝たことがあると  言っていたのを思い出した。確かに風は凌げそうだけど、ここから人が出てきたら怖い。  硫黄岳から浅間山。  珍しく、浅間山もはっきりと見えていた。  硫黄岳山荘と奥秩父の山。  ここから硫黄岳山荘へと下り、横岳へと登り返していく。  ミニえびのしっぽ。  硫黄岳山荘。  山荘からの登り。  ふきだまった雪でトレースは消えていたけど、目印の柱がずら~っと並んでいて迷う心配ナシ!  登り返している途中。  何度も後ろの景色を振り返っては歩き、振り返っては歩き。  前方に横岳が姿を現す。  さて、ここから本日最初の核心部。  前調べでは、鎖が埋まっていると難易度上がるとの事だけど・・・・。  おっ!鎖でてるじゃんっ♪  でも、めっちゃモフモフした雪が乗ってます。  たったこれだけの距離だけど、慎重に・・・・って、これ誰か落ちてるよね!?(笑)。  落ちてもあそこで止まるなら心配無いか。いや、確保してもらってたのかな?  鎖に寄って歩いて、無事クリア。  ちょうど誰か落ちた跡があるところは、踏んでも踏んでもひっかかりがなくて抜けました。  大またで足を伸ばしたら、乗れるところがあったので、ここは要注意!  その先で、反対側へ乗り越えての鎖場。  初めてここを通ったときには、玉が縮む思いをしたけれど、  今回は、余裕を持って通れた。  経験を積んで、高さに慣れて来たのか。  玉の機能が低下してきてしまったのか・・・。  んで、ここを登って。  このはしごを登って。  最後に細い尾根を登れば。  新雪の横岳に到着~っ!  どうやらこの日にこのルートを歩いたのは、自分だけのようで、  地蔵尾根との合流までは、ずっと新雪に埋まった状態でした。  そこに自分だけのトレースが付いていく。  そりゃあ、テンション上がらずにはいられませんっっっっっ!!!!!  今日はとんでもなく良い登山日和で、運良すぎて逆に怖いくらい。  景色を堪能して、横岳を後に。  横岳から降りたところ。  小さいはしごが二つほど。横をずるずると行けば大丈夫です。  テンション上がりすぎて、倒れこんでみた。  その先のピークで休憩。  うっすらと富士山が見え始めてるんだけど、写真ではまだ解らず。  この日、登る時に心がけていたことが2つあって、  一つ目が、休憩を多くとってお腹が空き始めたらすぐに何かを腹に入れること。  冬山は、いくら食べても2時間も歩くとグゥ~~~ッとなり始める。  きっと夏山以上に体力を使っているんだろう。  二つ目が、息が上がらないペースで歩くこと。  登りがきついときには、どうしても呼吸が速くなってくるけど、  そこは意識して長い呼吸をして、出来るだけ換気を良くする。  昔に過呼吸になって以来本当に怖くて。  対策を調べて、考えてして辿り着いたのがこの2つ。  こうしていれば大丈夫と思っているだけでも、大丈夫なのかも。  休憩を終えて、地蔵の頭手前の鎖場へ突入!  岩場を右に巻いて進みます。  雪をかぶっているけど、踏み込めばアイゼン効きます。  その先を登って。  登ったところ。  鎖はしっかり出ているので問題なし。  ただ、このあたりは雪が吹き溜まってトレースがほとんど消えていて、  何度か道を見失いました。  よ~く回りをみたり、ちょっと動いてみると、あぁ~!と解るんだけど、  なかなか難しかった。  そして、目の前に赤岳が現れる。  夏場はガレ場の鎖。  ここは慎重にと思ったけど、歩くと意外と大したことなさそう。  で、半分くらい尻セードで降りて来た。  赤岳と富士山。  赤岳までもう少し!南の空も晴れてきて富士山登場!  地蔵の頭に鎮座する、お地蔵さん。  ここまでの無事にお礼をして、先へ進む。  赤岳天望荘に到着。  最後の急登り。  ここまで来ると、文三郎から上がってきた人達と10人くらいスレ違った。  やっぱり、硫黄まで行く人は居ないみたいだった。  見た感じ、ガチガチそうだけど表面が凍っているだけで、  アイゼンで踏み込むとバリバリといって下の雪に刃が刺さる。  ここは要、アイゼン&ピッケル。  山頂にて。  山頂にはガイドさんに連れられたご夫婦と一緒に。  ガイドさん曰く、12月からほぼ毎週登っているけれど、  今日が1番コンディションが良いとの事。  やっぱり、赤岳との相性が良いらしい。  しかも、天気が良いだけではなくて、風もほとんどない。  この時期に山頂で休憩を取るのは珍しいとも教えてくれた。  と、まあなんとも贅沢な山頂時間を過ごし下山開始。  下っていく先には、この景色。  今シーズン中に、権現から赤岳に歩いてみたいと画策中。  でも、権現から結構ありそうだなぁ・・・・。  山頂直下の鎖場。  鎖もしっかり出ているし、特に問題なし。  鎖場を下から。  雪山初挑戦の男性を引き連れたグループと出会う。  初めてでこんなに天気が良いとは、なんてうらやましい♪  権現から阿弥陀側へ進みつつ、もう一段、鎖場を降ります。  文三郎分岐へ向かう。  あとは、行者小屋まで難所もなくズンズン進めます。  阿弥陀岳。  日帰りのチャンスがあれば、次はここに登ってみたい。  ピッケルがレイブンじゃ役不足かな?エアテックレボ欲しい。  行者小屋。  文三郎は、片手で鎖を。もう片方でピッケルを握り絞めながら、  尻セードで一気に下りました。  去年登った時に、ずっとしたまで尻跡が付いていたので、  今年は滑れるようにハードシェルのパンツをわざわざ重ねて行きました。  行者小屋から赤岳鉱泉へ向かい、テントを撤収。  最後にアイスキャンディーを見納め。  ってか、今日も人がいっぱい!  北沢を下り、帰宅の途へ。  帰りは、小淵沢まで鉢巻で下ってスパティオで温泉。  ここの蕎麦がいっつも食べたいんだけど、14時までしかやってない。  いつか蕎麦メインで来るしかないか・・・。  で、しかたなく帰りの八ヶ岳PAでざる蕎麦大盛りがいつものパターン。  帰りも、これまた初めてノー事故、ノー渋滞。  最初から最後まで、上手く行き過ぎた山登りとなりました。  すべてにありがとう!  〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  と、言うことで日記もなんだかいつもより上手く書けた気が。  うん、今の自分にはコレくらいの山行が調度良い。  コレで天気が悪かったりしたらムリだったろうし、甲斐駒も一人じゃ厳しかった。  ステップを踏む為に、次に考えているのが燕岳。  なが~い林道と急登をテン泊装備で歩き切れるかどうか。  技術よりも体力勝負な登山になりそう。  まあ、お天気しだいかな。  しかしながら、八ヶ岳は行くたびに表情が違って、毎回感動させてくれるなぁ。  千葉からも割りと近いし、お気に入り♪