美濃戸から文三郎でピストン。
〓〓〓〓〓 赤岳 〓〓〓〓〓
12月11日(火):赤岳山荘P(5:00)~行者小屋(7:50-8:10)~文三郎分岐(9:45)~
▲赤岳(10:20-10:30)~行者小屋(11:45-12:15)~赤岳山荘P(14:00)
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当初の予定では、夜勤明けで朝出発。
昼過ぎから登り始めて、行者小屋でテン泊。
翌日に、阿弥陀岳~赤岳~地蔵尾根で下山の流れでした。
初日、10時頃出発するもいきなりの首都高全部渋滞にハマり、
木更津から高井戸までが、3時間!
更に、笹子トンネルの迂回もあって、小淵沢ICを下りたのが
16時頃でした(笑)
トンネルの迂回には、通常の時間にプラス1時間くらい見ておくと良いと思います。
そのまま赤岳山荘の駐車場へ入り、車中泊。
おばちゃんが最初、まだ時間早いから2000円ね~って言って来たので、
えー!!!じゃあ時間が来るまで林道で待ってるよー。って言ったら、
1500円にしてくれた。
夜はとにかく寒くて、車内でも-13℃まで下がった。
翌朝、予報では週末からの冬型が徐々に緩み始めて、
八ツ~南アは晴れてくるハズ。
テン泊のつもりだったので、70ザックとアタックザックしかなく、
日帰り道具を70に積めたらスカスカだったので、迷ったけどアタックザックだけで行くことに。
雪の付き具合はこんな感じ。
歩き始めはまだまだ雪が薄くて、たまに石を踏んでグキッとなる。
山荘の前から軽アイゼン履いて行者まで。
いつも写真を撮るお気に入りの場所♪
この辺りまで来ると、トレースにくるぶしくらいの新雪。
この日は、体の調子がなかなか上がらず。
特に登山道が歩き難い状態ではなかったけど、
行者まで3時間近くかかってしまった。
行者小屋手前の、広い河原。
この辺りで、赤岳が見え始めるが・・・
あれ?ガスってる。
行者小屋到着。
テントが1張り。他に人影なし。
少し休憩して、出発。
気温は-9℃くらい。
階段が出てくるまでの樹林帯は、
新雪が深くて、くるぶし~膝下くらいの軽いラッセルでした。
途中、中岳沢への分岐から阿弥陀へ行けないかと思っていたけど、
踏み跡がまったく付いて居なかったので、断念。
腰丈ラッセル覚悟で行けば行けたかも?
最初の階段。
これだけ埋まってると、出てても出て無くてもあまり変わらない。
もう少し上がったところの階段。
ほとんどガスってるんだけど、たま~に一瞬だけ雲が取れる。
この先も、ずっとその瞬間を逃すまいと回りを見ながら歩いた。
階段が終わった辺りから、振り返って。
この辺りから、雲の中に入って行きます。
再び一瞬の晴れ間。
上の方に文三郎分岐の標識が小さく。
尾根の上は風が強く、とにかく寒く感じました。
強いと言っても立っていられない程ではないので、
10~15Mくらい?でした。
足元は、締まった雪に軽く新雪が乗ってる感じで、
アイゼン良く効いて歩き易かったです。
ここまで来てもまだ、調子が上がらず。
ハァハァ言いながら登る。
分岐に到着するも、阿弥陀方面何も見えず・・・。
さて、ここから予定通り阿弥陀を目指すか、
数回登っているので、ガスっても大丈夫そうな赤岳にしておくか迷った。
う~ん、思ったよりもペース上がらないし、
天候もベストではないので阿弥陀岳
は次の機会にすることに。
赤岳へ行くなら、ここまで来れば後はサクサクっと岩場を登るだけ。
竜頭峰分岐の下の鎖場。
鎖を辿っても良いし、真ん中の雪の付いているところを、
ガシガシ直登でも大丈夫です。
山頂到着~!!!
何にも見えませ~ん(涙)
しかも、こんな山頂は初めて見たわー!
山頂の気温は、-11℃。
ガスが晴れないか、ちょっと待ったけどダメそう。
山頂荘の方にはハッキリしたトレースありました。
でも、あっちの稜線はさらに風が強そうなので、大人しく来た道を戻ることに。
下りも基本はガスガスの中を下りましたが、
一瞬の晴れ間に見える景色に悶えました。
良い青が見れました♪
階段まで下って来ると、そこから下はシリセードパラダイス♪
この下までズザーっと一気に下れます。
調子に乗ると、手袋や背中に雪が入ってくるので気をつけましょう!
行者小屋にたどり着くと、ラーメンすすってるロン毛のナイスガイが。
声を掛けると地元清里住まいの方でした。
ほぼ毎週、八ッか南アに登っているという、なんともうらやましい。
今日は、北沢~鉱泉~硫黄~鉱泉~行者と歩いてきたとの事。
歳も近い感じで話しやすかったので、下山にお供させてもらうことに。
長い下りも誰かと話しているとアッと言う間。
道具の話とか、地元の山の話とか、山ガールについてなどなど、
あれやこれや話は尽きずでした。
で、途中でかなりのサプライズ!
登って来た人の、下がストックになっているピッケルを見て、あれ?と思ったんですが、
なんと、今年の3月に南御室の冬季小屋で一緒になった方でしたー!
ツエルトから夜中に顔を出して、地蔵から星降る甲斐駒を撮りに来たんだと
話してくれた、山岳写真が趣味のベテランの方。
今回もがっつり機材を背負ってました。
三度の再開を約束して、別れる。
この後、帰りの高速から眺めた八ヶ岳も、上の方は雲の中でした。
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なんとなく消化不良な一日となりましたが、ちょっとずつでも青空が見れて良かった♪
やっぱり、あの青は寒さに耐えないと見ることは出来ない見たいです。
さて、今年の登り納めはどうしようか。
西穂に行きたいなと思ってたんだけど、
トンネルの迂回を考えると、往復の移動時間がめっちゃかかりそう。
ただでさえ遠いのに・・・。
なので、西穂は仮復旧するという年明けにまわして、
年末は八ヶ岳か南アで計画したいと思います。
後は、天気とのめぐり合わせですね~。
ムフフ♪