芝原二合目登山口より、屏風道~八つ峰~新開道をぐるりと〓〓〓〓〓 八海山 〓〓〓〓〓
9月25日(水): 芝原二合目登山口P(5:15)~五合目(6:45)~千本檜小屋(8:50-9:15)~▲大日岳(10:15-10:35)~新開道七合目(11:45)~二合目登山口P(13:00)
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ようやく休みが取れるようになり、
月1登山の時間は確保出来るようになりました♪
連休取れれば、北ア行きたいけど、
それはなかなか難しいので、今回はずっと気になっていた八海山へ。
岩々な山だとは知っていたけど、遠い!ってイメージ。
でもよくよく調べてみたら、沢渡や扇沢行くよりもずっと近い!
いつものように車中泊して翌朝出発です。
芝原二合目登山口のP。
15台くらいは停められるかな。
登山ポスト、登山届け用紙、筆記具有り。
トイレはないのでRW乗り場まで行く必要ありです。
RW使おうかとも考えたけど、この日は運休日!
選択の余地無く2合目から歩きます。
登山口からすぐに、渡りカゴが設置してある沢を渡渉。
しばらく杉林を進んで、ブナ林へ。
小さい沢を何本か越えて行くと・・・
これから行く、屏風尾根。
おおー!なかなか険しそな感じ。
4合目から見える清滝。
ここまでは、ハイキング気分で歩ける感じの登山道でしたが、
ここから先一変して岩稜の急登が始まります。
先ずは1本目。
最初、出てくる鎖を全部写真撮ってたけど、
途中からめんどくさくなってやめた。
そんくらい鎖多し。
二本目かな?
鎖の先に鉄製のタグ見たいのが付いていて、
サビで見え難くなった文字をなんとか読むと、
『昭和15年 なんちゃら記念』 と書いてありました。
なっ、70年前の鎖!!!
頼りにしてるぜー!(笑)
何本か登って後ろを振り返る。
鎖を登ったら、ザレ気味の細尾根を少し登り、
また鎖で急登の繰り返しが続きます。
五合目。
ここでしばし休憩。
改めて地図を見ると、2合目~5合目のCTが1:40なのに、
5合目~9合目(稜線)までのCTは3:30!
ここから更に険しくなる事間違いなし!
いやぁ~久しぶりにアドレナリン出てきたー!
クサコレ(一部分)。
笑えるほど鎖場が出て来ます。
1本1本の難易度は高くないので、鎖に頼らずとも登れる感じです。
ただし、見ての通りの岩質なのでたまに掴んだところがポロッと行く時があるので
ご注意を~。
登って登って6合目。
振り返るとこの景色~♪
南魚沼の田園風景が一望出来ます!
めっちゃ良い雰囲気。
天気もうす曇くらいな感じで程よい気候。
6合目から見上げる。
潅木の合間を縫って歩いて行きます。
その先にまた鎖が見えるなぁ~。
この細い所を渡ると、
7合目に到着!
ちょっとした広場になっているので、ここでもしばし休憩を・・・
と思ったら蛇がウニョウニョしててそれど頃じゃなかったっ(汗)
この登山道、鎖も多いけど蛇もすごく多かった。
鎖と間違えて蛇を掴んじゃった!
なんてマンガみたいな事にはならなかったけど、
道端でガサガサッって音がする度に、うおっ!って驚き疲れしました。
蛇の種類良く解らないけど、マムシなのかな?
7合目から見上げる。
だいぶ稜線も近づいて来ましたが、岩壁も近づいて来ました。
どうやって進むんだろー?
とりあえず、進むと右へと巻いていました。
ここは鎖に頼ってのトラバース。
地図にはここに危険マークが付いていたかな。
しばらくトラバースしていくと、
20メートルくらい沢を登ります。
残雪期はここが核心部となるようです。
沢から右手に上がって、また鎖。
鎖の上から。
8合目から稜線まで。
ここまで来ればあと一息!
正面の岩が出ているところの左下を斜めに登って稜線に出ます。
こっから小屋の辺りまでは、潅木に囲まれたゆるい尾根道。
少しずつ紅葉も始まっていて、一変してのんびりした雰囲気になります。
千本檜小屋にて休憩~。
この日はRW運休日だったので、誰にも会わず。
気が抜けるのも、8合目から小屋まで。
ここから鎖祭り再開です。
右手には登って来た、屏風尾根。
谷川方面は雲の中。
迂回路との分岐を過ぎると、さっそく鎖場。
トトロ系の鎖場。
ココは常に湿ってるらしく、めっちゃ滑ります。
下って登って五大岳から見た不動岳。
茶色い踏み跡みえるかな?
ここを下って来て、
次の摩利支岳の登り。
梯子からの鎖。
わかりやすいけど、気合入るとこですね。
いったん下ると、迂回路との合流地点。
この先の大日岳から新開道への下山道は崩落で通行禁止のため、
帰りはココまで戻って来てからの下山となります。
着いたーーーーーー!!!!
達成感と程よい疲労感と安堵感。
表妙義に比べたら、鎖場の難易度は低いと思うけど、
なんと言っても本数が半端ない。
ココまでだけでも、50本近くあったんじゃないかな?
夏山でふくらはぎが痛くなったのもこれが初めて。
でもなんとかかんとか登れました~♪
まるで箱庭のような景色♪
石打丸山のスキー場。
小さい頃毎年行ってたのが懐かしい。
帰りに記念撮影。
毎回おもうんだけど、1回登りで使った所を下る時って、
なんでこんなに?ってくらいに怖く感じない。
新開道の下りだしから見上げる、摩利支岳と大日岳。
途中の鎖、根本のあたりがこんなに・・・・
新開道の9合目に着くまでは、鎖場のトラバースが続き、
気を抜けません。
ここからは、潅木の中の気持ち良い尾根道。
途中で粘土質のズルズル地帯があるのでご注意を~。
2合目のお稲荷さん。
厚揚げがお供えしてあった。
首が無いのが良い感じに怖い。
無事に駐車場へ戻りました~。
あとから1組登ってたみたい。
帰りは、魚沼市内の『みはらしの湯 こまみ』へ。
http://
カーナビで適当に検索したんだけど、当たりでした♪
お風呂からは、八海山も含め越後三山が見渡せます。
冬場に来たらめっちゃ良さそうです。
露天風呂で一緒になったおじいちゃん二人組みに話しかけられ、
千葉と新潟の話をあれこれ。
ここで一つ気になっていたことがスッキリ。
前に谷川岳の地図を見ていると、清水峠のところに『旧国道』って書いてあって。
もしや昔はココを通ってた!?と誰かに聞いてみたかったんです。
お父さんが子供の頃って、関越トンネルってありました?って聞くと、
そんなもん出来たのは最近の事じゃー。って(笑)
関越トンネルが出来る前は、三国峠を越える国道17号。
その国道が出来る前は、谷川岳RWの前を通っている291号が
唯一の峠越えの道だったそうです。
帰って来てからネットで調べたら、廃道ファンの間では有名なところなんですね~。
んで、20歳くらいのときに、伊香保で仕事してて、帰り道で盲腸になって、
まだ舗装もされていないかった雪の清水峠を、痛みをこらえながら必死に
運転しながら帰って来たって思い出話を聞かせてくれました。
昔の人はやっぱりすごいなー!
そのうち、馬蹄型縦走して清水峠に立ってみたい。
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ってことで、初の新潟遠征。
今まで登った山で、1番ワイルドな感じのルートでした。
RW使わずに登ったほうが絶対楽しいと思います!
紅葉もりたほら始まってたけど、まだまだこれからって感じ。
今年は良い時期に1日休みが取れそうなので、
次回はどこか紅葉狙いで行きたいと思いまーす。
帰りに日本酒の八海山をお土産に買おうと思ったんだけど、
高速のSAは種類販売禁止なのね・・・。