いよいよ山頂へ!
稜線を行く。
〓 鳳凰三山 2回目! 〓
■3月11日(金):南御室小屋(5:00)~砂払岳(6:45-6:50)~薬師岳(7:20-8:00)~
砂払岳(8:30)~南御室小屋(9:30~10:30)~苺平(11:10)~火事場跡(11:40)~
杖立峠(12:15)~夜叉神峠(13:15-13:30)~登山口(14:15)
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朝4時半起床。
小屋の中の気温は-10℃。
カロリーメイトをほおばって、出発準備。
今、この山には、この3人しか入っていない。
しかも自分が一番最初に出発することになった。
5時。
薄暗い中、小屋を出発!
小屋の裏手の登山道を進むと、いきなりの急登。
ここは結構長くて、結構急。
急登を登り切ると、またゆる尾根に入ります。
たま~に木立に切れ間があって、良いけしきが見えます。
甲府盆地の夜景と、奥秩父の山々の朝焼け。
ここから先は、前日からの踏み跡が基本的には残って居ましたが、
7割方が風に運ばれた雪で埋もれており、ひざ下ラッセル&テープを辿っての、
ルートファインディングをしながら進みました。
日の出前に樹林帯を抜けたいな~って思って居ましたが、
間に合わず・・・。
木立の間から、遠くに日の出を眺める。
ピンクというかオレンジというか、淡い色合いで本当に綺麗でした。
ゆる尾根がだんだんと急登にかわり始めました。
もうすぐ山頂!のハズ。本当にギリギリまで樹林帯が続きます。
早く景色が見たい!!!
そして、ようやくの事で樹林帯をぬけるとこの景色!!!!
金色に輝く甲府盆地に涙が止まらず・・・。
久しぶりにテンション上がり過ぎました(笑)。
本当に長いこと、樹林帯の中にいたので、視界が開けた瞬間のうれしさは格別♪
山頂付近は、風で雪が飛んでいる部分と、吹きだまって居る部分とがありました。
砂払岳から、仙丈ヶ岳方面。
右奥のポッコリは甲斐駒???
ここから、薬師岳を目指します。
薬師小屋はほとんど埋まって、最初はどこが小屋なんだか解らないほどでした。
稜線上は風が強い!!!
アイゼン効かせて登って行きます。
薬
師岳山頂に到着~!!!本日1番乗り~♪
この後、白峰方面からガスが広がってきて、1時間もしないうちに観音岳まで
ガスの中に入ってしまいました。
なので、今日のこの景色は僕しか見れていないっ!
頑張ってトレースつくりながら歩いた甲斐がありましたー。
さて、この先の観音岳まで進むかどうか悩む。
見えてるんだけど、結構遠そう。。。
とりあえず行けるところまで進んでみることに。
このあたりまで進んで、折り返すことに。
残りの体力と時間を考えた上での判断です。
シュカブラと八ヶ岳。
■シュカブラ⇒
冬期に高山の山稜で雪面に見られる風紋。強風と低温によりクラストした雪面に様々な波状の紋様ができる。
■クラスト⇒
かたく凍った積雪の表層。とけた表層が再凍結してできる。また、風の圧力によってもでき、これをウインド-クラストという。
またひとつ賢くなった~♪
プラトーン!
本当に綺麗でした。
たっぷり写真も撮れて大満足!
帰り際に富士山と記念撮影。
本当に気持ちの良い景色。
いつもながら、名残惜しく思いながら下山開始。
南御室の小屋まで戻り、カップラーメンで腹ごしらえしながら荷物をまとめる。
前回に比べたら格段に足の調子は良い。
帰りはあっという間に夜叉神峠まで降りて来れました。
すでに上の方はガスガスです。
14時30分無事に下山しました。
結構本格的な冬山登山に大興奮でした!
今度は、夏に3山制覇しに来たいな~。
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ってことで、リベンジ成功でした!
今までの登山で一番体力を使ったかも知れないな~。
とにかく、最後の最後までしかいが開ける事がなく、
チラ見せチラ見せで、最後の最後でドーン!とすごい景色が出てくるという、
ちょードSなこのルート。
砂払いに着いたときは、金色に煌く甲府盆地に、久しぶりに号泣してしまいました。
よーし!もっと体力つけるぞ~!!!