2020年11月19日【マルチピッチ】足尾 松木沢ジャンダルム NP初心者向けのマルチピッチで異世界の景色を満喫♪

山行データ

天候 終日晴天

気温 10℃~18℃程 

  3~4m程度 微風

コンビニ
清滝ICを降りてすぐにコンビニが数軒。
日足トンネルを抜けた先にも左手にローソンが1軒。

駐車場
銅親水公園駐車場(30台程度)

トイレ
公園内にあり

岩場概要

マルチ本に松木沢ジャンダルムとして掲載あり。
2000年初版の100岩関東(増補改訂版じゃない古いやつ)には、下部のゲレンデルートも掲載されています。

山行タイム


銅親水公園    07:45  
渡渉地点     08:30
取り付き     08:50 ~ 09:15
終了点      14:30 ~ 15:00
銅親水公園    16:30

※2名で、つるべで登ってのタイムです。

アプローチ

銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)に車を停め、先にあるゲート脇を通って作業道に沿って進みます。

少し行くと、「←松木沢渓谷」の看板が出てくるので左の道へ。
作業道に沿ってひたすら進みます。


道なりに30分ほど進むと、目的の松木沢ジャンダルムの岩塊が見えてきました。

更に10分ほどで渡渉点に到着。
写真だと解りずらいですが、ロープが張ってあって、「渡渉点」の看板もあります。今回は水量が少なかったので脇の飛び石で渡ることが出来ました。

渡渉を終えたら、正面のガればを登ります。
写真中央にある大岩は左から巻いて、まっすぐ進み目の前の林に入って行くと明瞭な踏み跡があり、こちらが正解。岩を右に巻いて林を挟んだ奥に見えているガレ場に入ってしまうと、かなり急峻なガレ場でかなり苦労します。
(はい。右に巻いてかなり苦労して、途中で左の林に戻って事なきを得ました・・・)

直情ルートへの取りつきは、林を抜けて岩壁の直下まで行ってしまうと登りすぎです。10m程下の岩を左に巻いて50mほど左へトラバースしていくと、中央ルンゼルート、その先に直情ルートの取りつきが出てきます。

クライミングノート

取り付きで軽く食事をして、ハーネスなどを準備。
私が奇数、相方が偶数ピッチをリードすることに。

1P

写真の解り易いチムニーを登って行きます。
クラック手前はガタガタですが、奥は並行でカムもしっかり効きます。
下部は背中をズリズリしながら、上部はハンドジャムも良いサイズで気持ち良く決りました。

登り切ったところで、残置のハーケン、細い立木、カムの3点で終了点を作成しビレイ。

2P

相方のリード。
1段目は左のクラックから(青いのは抜けなくなった残置カム)。
1段上がったら右からフェイスを登ってちょっといやらしいマントル返し。
更にフェイスを登って最後に広めのクラックに4番を2連続で決めて終了。

終了点はとても錆びたリングボルト3点で取るか、3m右にペツル1個+クラックにカムで取るかのどちらか。

3P

次は自分のリード。
2P終了点のペツルの脇のクラックを10mほど直上すると、ルンゼ状のガレ場に出ます。そのままガレ場を上り詰めると4Pの3つ並んだクラックが見えて来たら、終了点。このガレ場がものすごいガレていて、落としたらビレイヤーに当たる可能性もあるので慎重に。

真新しいリングボルト1個+細い立木でビレイ。

3p終了点からガレ場を見下ろす。

4P

トポやその他サイトには、明確なクラックが3本で、右に行くほど簡単になると書いてあるが、どれがその3本なのかイマイチ解らず。
終了点から真っすぐ上に伸びるクラック沿いに登りました。
もっと立っているクラックを想像していましたが、前半は結構寝ています。
途中、ジャムを効かせながら快適に登れました。

5P

自分のリード。
トポの記載は階段状を右上して、スラブを左上。
実際は右上が9割、左上が1割。
終始階段状で手がかりも多いが、足が微妙に外傾していて何気に足が疲れた。
残置ハーケン3~4本程にカムも加えて登りました。
スラブに入るとすぐ上に、またまたとても錆びたリングボルト3点+細い立木で作られた終了点。ここは残置のスリングも真っ黒でかなり古目。
しかし、近くにクラックもないのでこれを使うしかなかった。

6P

相方がリード。
ムーブ的にはこのピッチが一番難しく感じました。
とはいえ5.8なので手も足もしっかりあるので、じっくり行けば問題なし。
ラスト数手が薄被りになるので、そこが核心です。

山頂に出るとかなり広めのテラスになっていました。

山頂~下山ルート

終了点のテラスからは、渓谷を一望することができ、様々な歴史を積み重ねてきたこの地特有の景色が印象的でした。

下山は、山頂方向向かって右手のガレたルンゼを歩いて降りました。
明確な踏み跡が懸垂点まで続いていましたが、登攀中と同じくガレ方が凄いので、前後の間隔を広めにとって下りました。

少し下ったところから山頂を見上げる。ジャンダルム感が凄い。
懸垂点はしっかりしたスリングでした。
懸垂もガレ場を通るので落石が来ない場所で待った方が良い。

懸垂したあとは、再び明瞭な踏み跡を辿りました。
途中からピンク色の残置ロープが出て来て、ロープ沿いに行けば懸垂しなくてもクライムダウン出来ました。人数が多い時は懸垂の方が早いかも知れません。

残置ロープを降り切ると、岩場の直下に戻れます。
そこから朝来た林の中の踏み跡を辿り、ガレ場を抜け、渡渉、作業道を通って駐車場まで戻りました。


11月にしては暖かく、最終ピッチあたりで少し風が強くなって、若干寒く感じましたが、概ね快適な一日でした。
ピッチグレードも最高で5.8と難しくなく、カムもキレイに決まるのでNPを使ったマルチの練習に良い岩場だと思います。
また、下山ルートの下部にシングルピッチのルートが何本かあり、そちらのゲレンデも面白そうな感じでした。

最新の100岩には掲載が無くなったようですが、古い100岩には松木沢ジャンダルムの岩場としてトポの掲載がありました。

この日の装備

トップス

ドライレイヤーウォーム + プリミノ140 + ナノエアベスト

歩き出しが気温10℃ほどで、終了点付近に昼頃ついておそらく13~15℃。
登山でずっと登り続けていれば、ナノエアベストは無くてもよかったが、ツルベで登っているとビレイ中に寒くなってくることがあったので、ベストも着たままで丁度良かった。

ボトムス

・ティートンブロスクラッグパンツ

春と秋のクライミングで履いているパンツ。岩に対する耐性が高いのはもちろんのこと、程よい生地の厚さでこの時期に暑すぎず寒すぎず、20℃~10℃程の気温であれば1枚で履いています。

シューズ

・スポルティバ TX2

ゲレンデまでのアプローチや、比較的穏やかな(1時間程度で荷物も軽いとき)マルチルートへのアプローチに履いているシューズ。クライミングシューズに履き替えて仕舞う時に踵のゴムで左右を束ねる事が出来て、コンパクトに収納可能です。メガグリップで滑り知らず、ソールは薄目なので荷物が重い時はTX4や登山靴の出番。

・スポルティバ カタナ

マルチルート、クラックに使っています。
ターンイン無しで底もフラット。クセが無くて履きやすい。実測26.1㎝で42を使用。だいぶ伸びてきたので、普通の靴下を履いていても、取り付きから終了点まで履きっぱなしで大丈夫。自分的には神サイズの一足です。

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・パタゴニア ナノエアベスト

パタゴニア公式サイト メンズ・ナノエア・ベスト

・ティートンブロス クラッグパンツ

・スポルティバ トラバース XT2

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