2012年3月8日【 木曽駒ヶ岳 】 千畳敷からの壁登り。

冬の木曽駒目指してロープウェイで千畳敷へ。 
季節の変わり目の千畳敷。 
雪面が凍って滑落の危険性が高いと話には聞いていましたが・・・。 


〓〓 木曽駒が岳 ( 百名山 ) 〓〓〓 


3月8日(木):菅ノ台バスセンター(8:12)~しらびだいら駅(8:50)~ 千畳敷駅(9:05-9:20)~ 
宝剣山荘(11:30)~▲中岳(11:50-12:00)~宝剣山荘(12:15-12:30)~ 
千畳敷駅(13:25-13:55)~しらびだいら駅(14:05)~菅ノ台バスセンター(14:50) 


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気づけば、もう3月。 
今年は、とにかくチャレンジ、チャレンジの冬山シーズンだったなぁ~。 

なんて振り返りをしながら、たまにはのんびりと景色を楽しむような 
山歩きをしてみたい!と思い立って決めたのが、西吾妻山。 

マイミクさんのモンスター写真や、スキー場のHPにもボッコボコした 
樹氷原が出ていて、俺もハンティングしてやる~!とテンション上がってました。 

しかし、前日になって急に、晴天の予報が、曇りでガスガスの予報に(涙) 
谷川、那須、安達太良方面は全部ダメ、丹沢や秩父もダメ。 

ぎりぎり良さそうなのが、八ヶ岳。。。 
う~ん。 

で、最終的に1日天気が持ちそうな山を探した結果が、木曽駒でした~。 

先月に行ったマイミクさんが、滑り落ちた~!なんて話も聞いていたので、 
ちょっとビビリつつも中央道で駒ヶ根へ。 



菅ノ台バスターミナルのでっかい駐車場で前泊。 

ちなみに、人より気圧の変化に弱い体質なので、 
体を慣らすために、いつも登山口まで上がって前泊してます。 

ひろ~い駐車場に車は4台。 
千畳敷のホテルに泊まっている方達の車のようでした。 



朝、一番のバス停。 
バス待ちはもちろん自分ひとり。 

この時期の始発は、8時12分。 
7時くらいまで車の中でゴロゴロ。こんなゆっくりスタートは初めてかも。 

バスとロープウェイで往復3800円です。 


のぼりは、くろゆり号。 

バスは40分くらい。 
9時15分のロープウェイに接続して乗車。 



千畳敷駅に到着~。 

駅のホームを出たところに、すぐに登山届けがあったので、記入して提出。 

一緒にロープウェイに乗って来た、おっちゃんに『上まで行くなら必ず書いてな!』 
と強く言われたので、やっぱり危ないんだな・・・・とビビリ度アップ。 

外に出るとこの景色! 


千畳敷カールを見上げる。 

パッと見はフカフカしてそうだけど、表面から凍ってて乗るとまったく沈まずにつるっつる! 
アイゼン履く前にちょっと歩いたら、そっこうでコケそうになりましたっ(汗) 


雪かきのおじさんに、ルートを聞きいていざ出発! 
と思ったけど、この雪面の状態にめっちゃビビッて登ろうかどうか迷う。 

ひとまず行けるところまで行ってみよう!って事で前進っ。 



駅から少し下ったところ。 

前日に数人が上まで登ったって事だったんだけど、 
見ての通り踏み跡はほとんど見えず。 

見えずと言うか、氷にアイゼンの刃の跡だけが残っていて、 
近くまで行かないと見えない状態。 



左側は大きく雪崩れてきているので、デブリ(←今回覚えた用語①) 
を右に大きく迂回して行きます。 




振り返っての千畳敷駅。 

わかります?このテカテカ感。 


一番右側の谷間を登って行きます。 


徐々に高度を上げて、振り返るとすばらしい景色が。 



白峰三山、富士山、塩見、赤石・・・・。 

すんばらしいっ♪ 


もう少しでオットセイ岩、というあたりから傾斜がきつくなって来ます。 



このくらいから。 


こうなります。奥が、オットセイ岩。 

雪面もどんどん硬くなってきていて、 
力を入れて突いても、石突き(←今回覚えた用語②) 
のほんの先っちょしか雪に入っていかない状態。 

ピッケルも、縦走用なので余計に刺さらず。 

今までの経験では、これ以上の雪の傾斜は登ったことがなく、 
しかもこの雪面状態に、前進するか否かを悩みながらちょっと休憩。 

座ろうものなら、一気に滑り落ちていくので、 
ザックはピッケルで固定して、立ったままで。 


まあ、落ちても死ぬまではしないだろうと言う結論に達し、 
気持ちで負けないように気合を入れて前進再開っ! 

常に、無謀だ!という心の声が聞こえていましたが、体は登ってました。 


ここから本来は谷間の真ん中を直登していくのがセオリーらしいのですが、 
右へ巻いて行く感じにアイゼン跡が付いていたので、そっちを辿ることに。 



右側の岩を回り込むと、夏道のロープが。 

この辺りからは、普通に立っては歩けず。 
ピッケルをダガーポジション(←今回覚えた用語③)に持ち替えて、 
四つん這い状態で登って行きます。 

もうすでに、この写真を撮るのも、いっぱいいっぱい(汗)。 




この辺りの雪の状態は、表層に3~5センチくらいの凍った部分があって、 
そこへ前爪で蹴りこむと、中のやわらかい層が出てきます。 

その層の下に、また固い層があって、そこにはアイゼンもまったく刺さりませんでした。 
なので、1枚目の層を何度か蹴って、やわらかい層に足場を作って、 
それを頼りに登って行きました。 




8分目くらい登ったところ。 
感覚的には、壁に張り付いている感じ。 

結構、高度感もあるけどしっかりと3点確保は出来るので、 
そこまで怖さは感じませんでしたが、気を緩めることは出来ませんでした。 


自分で写真見て、足場狭っ!って思った(笑)。 

ピッケルもダガーポジションで使ってみて、 
初めてシャフトにカーブが付いているピッケルの有用性がわかりました。 

こう使ったときに、石突きの部分も雪面に噛んでくれるのかと。 
来年は、エアテックエボ買おー! 



コースタイム1時間のところをすでに2時間近く登り、 
蹴りこむ足の疲労も限界に。 

そこで、これまた初めてピッケルのブレード(←今回覚えた用語④)部分を使って、 
足場を1段作っては1歩進み、また作っては1歩進み。 

腕が疲れたら、また足で蹴りこんで・・・。