今度は、空木岳から千畳敷を目指します。
雰囲気のある登山道を行く。
=空木岳(百名山8座目)=
10月25日(月):菅の台BT駐車場(6:30)~▲池山(9:30-9:40)~マセナギ(11:30)~
空木平避難小屋(15:00-泊)
10月26日(火):空木平避難小屋(5:30)~▲空木岳(6:30)~▲第一ピーク(7:30)~
空木平避難小屋(9:00-9:30)~マセナギ(12:00)~▲池山(13:00-13:30)~
菅の台BT駐車場(15:30)
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いつもどおり君津を18時に出て、菅の台の駐車場に22時過ぎに到着。
駒ケ岳ロープウェイ用のでっかい駐車場には、20台ほど。
こんな天気でも人がいる事にビックリ!さすが人気の観光地ですね。
バスターミナルから10分ほどで、空木岳登山道入り口に到着。
そこから駒ヶ根高原スキー場の横をズイズイ~っと登って行きます。
最初はゆるゆるですが、林道終点前が結構キツイ。
よく降る雨でガスガスです。
何度か林道と交わりながら登っていくと、林道終点と合流。
ここにも駐車場があるんだけど、帰りを考えるとここまで歩いたほうが良かです。
30台位停まるかな~。トイレと東屋もあります。
ここからマセナギまでの登山道は広くてず~っとゆるゆる。
この季節は、いろんな色が散らばっていて見ていて飽きない。
分岐からつづら折りの道をすすんで、ちょっと開けた池山山頂へ到着~。
右に中央アルプスの山々、左には南アルプスの山々がドーン!と見える、
ハズが・・・。 ガスガスでした。
池山から、またゆるゆると下って池山小屋手前の水場へ。 ここいら辺も紅葉が良い感じ♪でも雨。
この水場、すごく雰囲気あります。
水場を過ぎると、ちょいちょい急坂が出てきます。
このへんから、ちょっと雰囲気が変わってこれまたいい感じ。
相変わらずの強雨にテンション下がり始める・・・。また誰もいないし。
天気が悪いのはわかっていたけど、やっぱはぁ~あ。ってなっていたら・・・。
木立の奥になんかいる!!!黒いおしりがひょこっと見えて、熊!?猪!?
カモシカー!(だよね?)
20メートルくらい先から、ずっとこっちの様子を伺いながらノロノロと並走。
この先で迷尾根を大きく左に巻いてヨナ沢の頭へ。
こっから先が、痩せ尾根続きでけっこな険しさ。ストックはしまった方が良いです。
もっとすごい感じの鎖場、ハシゴも出てきます。
でも足場はしっかりあるのでゆっくり行けば大丈夫ー。
痩せ尾根を抜けたあたりで、風も強くなって来ました。
よく考えたら、一日中登りっては初めてだし、小屋泊用にシュラフやら水やらで、
荷物も初めてのズッシリな重さ。かなり疲れが出てきて、疲労感満点に。
甘いものを食べたらちょっと元気になったので、最後のひと踏ん張り。
8時間歩いてようやく空木平避難小屋へ到着でっす!
無人の避難小屋ですが、奥にトイレも付いております。宿泊は2000円を箱へ。
中はこんな感じ~。もちろんお一人様泊ですねぇ。
翌朝、やっぱりまだ天候は回復せず。
フリーズドライの卵スープで体を温めて、荷物をザックに詰め込んで、準備完了。
気温は小屋の中で3℃。とりあえずガッツリ着込んで外へ出てみる。
意外と体は軽い。こりゃ行けるかも!?
ガスガス&冷たい風の中を、一路空木岳へ。
沢沿いのガレ道を直登気味に上がって行きます。駒峰ヒュッテを過ぎたら、最後の急登。

われながら、力のない目をしている(笑)。
まだ余力は十分だったので、千畳敷まで行ってしまえー!と歩き出すも、
想像以上に、鎖場、ハシゴ、岩場登りの連続で、一気に体力を消耗・・・。
30分歩いただけで、足はガクガク、体も冷えて、こいつはヤバイと判断。
途中の第一ピークまでで引き返す事に。
避難小屋あたりまで下ると、だんだんと風も落ち着いてきて、
徐々に視界も回復。
ようやく写真を撮る余裕も戻ってきましたー。
この写真お気に入り♪
天気もドンドンよくなって、お昼にはマセナギまで降りて来れました。
更に下って、再び池山へ。
ここまで来たら、バッチリ天気は回復。
今日歩くはずだった稜線がドーンと見えていました。
帰り道で、おばちゃんと話をしたり、千畳敷方面のでっかい景色を見ていたら、
昨日考えていたようなマイナス思考はどこへやら。
いや~、大変だったけど来て良かった~!なんて思って居るんだから、
人間って不思議なもんです。
再び林道を下り、バスターミナルへ。
帰りに腹ごしらえをしようと入ったお店が、たまたまB-1グランプリに挑戦したという、
駒ヶ根ソースカツ丼を出すお店。
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山頂からの展望は見てなかったけれど、素敵な紅葉と、
なんともいえない色々な感情を経験できた山行となりました。
ここの登山道は、今まで登った中では一番険しい感じでした。
まあ、そんなにたいした山は登っていませんけど。
その分、登った感は十二分です。
天気がいい時にまたリベンジしたい!